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 Two-disk-roller(TDR)は楕円板2枚をを2枚,互いに垂直に,長軸上で組み合わせた構造物です.楕円板間の距離を適切に設定すると,この構造物を平らな床面上で転がしたとき回転角に関わらず重心の高さが一定です.そのため,わずかな力で床面を転がります.重心の高さは一定ですが水平方向には位置が変化するので面白い動きをするように見えます.
 このキットでは,完全楕円板2枚で構成されるTDRを4種類,半楕円板2枚で構成され,楕円板距離が正の構造4種類,負の構造3種類の計11種類が含まれます.楕円の短軸半径をaとして,長軸半径bと楕円中心間距離cをそれぞれに印刷してあります.
 まずは組み立ててこれらの不思議な動きを堪能してください.
 重心高さが一定になるための条件式導出の詳細は以下の文献を参照ください.ブログには関係式のみを記載しています.

http://www.ucke.de/christian/physik/ftp/lectures/Wobb3e.pdf

 0.25mm厚のケント紙をレーザー加工で切り抜いています.散逸しないように数か所切り残しています.カッターナイフもしくは鋏で切り離してください.無理に引きちぎると変形したりバリが残ります.

 TDRの条件は板厚が0で計算しています.実際には紙の厚さがあります.また,紙が完全に平らでないために理想的な動きにはならないことはごご了承ください.

 紙には湿気の影響を受けにくくするため軽くラッカーを塗布してあります.紙の反りが気になる場合は,アイロンをかけて平らにしてください.その際は,薄い紙で挟んでプレスしてください.

構成は,
・Two-disk roller 11種(A4ケント紙)2枚(図面PDFはこちら
です.

作品No. ME002
価格 1000円/1セット

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